1.TOEIC基本的戦略

◎TOEIC基本的戦略

TOEIC基本的戦略5カ条

  1. 基礎なしTOEIC対策に意味はない
  2. TOEICは英語力をはかるテストに非ず
  3. まず、リスニングからはじめよ
  4. 単語対策はするな
  5. とにかく慣れよ

1.基礎なしTOEIC対策に意味はない

突然ですが、スコアが伸びないと悩んでいる方、基礎もないのにいきなりTOEIC専門の対策をしていませんか?

これは、TOEIC対策本製作者の責任ですが、ほとんどのTOEIC専門の対策本をやっても英語の基礎力は身に付きません!

TOEIC専門の対策本は基礎ができるている人向けに作られています。そのような本をいくら基礎のない人がやっても小手先の技術になってしまい、スコアは頭打ちです。

基礎のない人はまず、こちらの勉強方法ハイパー基礎道場)を試してみてください。3ヶ月という時間がかかりますが、TOEIC900を超えるだけの基礎体力が付きます。

基礎があるかどうかは、皆様に判断を委ねますが、目安としてはスコア600に満たない人、高校レベルの英語に不安がある人が基礎のない人です。

このような人は、まず時間をかけ、辞書を使えばどんな英文も読みこなせる絶対的能力を身につける必要があります。つまり、英文の構造が分かる能力です。

リスニングにしろ、リーディングにしろ英文の構造が分からなければ、いくら単語の勉強をしようが、リスニングの対策をしようが時間の無駄です。まず、ハイパー基礎道場で、英文の構造がわかるようになりましょう!ここが本当に大事です!

その上で、TOEIC専門の対策をしましょう。

2.TOEICは英語力をはかるテストに非ず

なかなか衝撃的な見出しですが、要はTOEICは高校までの英語のテスト形式とはかなり異なる独特なテストですよ、と言いたいのです。

TOEICはTOEIC力をはかるためのテストなんだ、と割りきって対策をしていきましょう。

じゃあTOEICはどう独特なのか?以下にTOEICの特徴的な点をまとめました。

  • スコアは偏差値で表される
  • リスニングが点数の半分を占める
  • リスニングの平均点が高い
  • 単語は速単必修レベル

などなど、他にもたくさんあるのですが、戦略立案に関わるものは主にこの4つです。それぞれ以下で細かく見ていきましょう。

・スコアは偏差値で表される

TOEICは満点が990点で最低が5点のテストです。さて、最低5点っておかしいと思いませんか?これって何もテストに書かなくても5点はもらえるということです。

なぜかと言うと、TOEICのスコアは偏差値なんです!

TOEIC平均点を見てみますと、いつもだいたい580付近です。なぜならば偏差値50=スコア580というふうな具合に決められているからです。

極端な例で考えてみましょう。こんなことありえないですが、例えば、第x回目のTOEICの問題がめちゃくちゃ簡単で、受験者全員が全問正解したとします。彼らのTOEICスコアは何点になるでしょうか?

正解は、580です。

もう一つ例を考えてみましょう。第y回のTOEICの問題はめちゃくちゃ難しくて、受験者全員が全問不正解だったとします。彼らのTOEICスコアは何点になるでしょうか?

これもまた、正解は、580です。

実際には、TOEICではもう少し複雑な統計的処理が加えられているので、こうは簡単にはいきませんが、おおよそはこのようにスコアというものが算出されています。

さて、ここから言えることは、ひとつです。

TOEICで高スコア取るには周りの人よりも高い点数をとる必要があるのです。

・リスニングが点数の半分を占める

TOEICは、リスニングがおよそ45分、リーディングがおよそ1時間15分で計2時間のテストなのですが、点数はリスニングが半分、リーディングが半分を占める形となっています。

リーディングが重視される日本ではめずらしい、リスニングの点数が高いテストなのです。

・リスニングの平均点が高い

TOEIC公式サイト:各種分析参考データに関する資料

上ののリンクはTOEICのリーディングの平均スコアとリーディングの平均スコアを比べたものです。

なにか気付く点はありませんか?

そうです!リスニングのスコアの平均点のほうが高いのです!

ここで、平均点とは、偏差値50のことということに注意してください。

つまり、リスニングが人並みに取れれば、それだけで320は絶対もらえるということなんです!!

ここからひとつの戦略が導き出せます。

3.まず、リスニングからはじめよ

当然ですよね?人並みに取れればリスニングのほうが高い点数もらえるんですから!

リスニング対策からはじめよという根拠は、それだけではありません!

以下のデータを見てください。

これは第182回のデータなのですが、

リスニング470以上を取得した人数は3243人なのに対し、リーディング470以上を取得した人数はたった728人です。
(→リンク:TOEIC公式サイト)

つまり、リスニングのほうが圧倒的に満点が取りやすいようになっているんです!!

これで、リスニング対策から始めたほうが効率が良いことはみなさんおわかりですよね?

4.単語対策はするな

書店のTOEICコーナーに足を運ぶと、恐ろしい数の単語帳が並んでいますね。

英単語の勉強って取り掛かるハードルが低いですし、何か一冊買うと勉強してる気分になりやすいですよね。

ただ、それ無駄です。

TOEICに難しい単語は出ません!!

私は速読英単語必修編(クリックでamazon)しか英単語を勉強したことがないのですが、充分すぎるほど対応できます。

「えー!そんなはずはない、知らない単語たくさんでてきたぞ!」って方もいると思います。

その方は、どこで難しい単語がでてきたか覚えていますか?ほとんど文法問題で出ているはずです。

文法問題は、最低限の単語と文法の知識のみで解くことができます。むしろ、単語を知っているから文法問題が解けるなんてことはないので、単語なんて知っている必要ないのです。

5.とにかく慣れよ

TOEIC対策で最も重要なことは、「慣れる」ことです。

TOEICの時間配分、独特な問題形式など2,3回模試を解いただけではなかなか慣れることができません。TOEICでは模試をどれだけ解いたかで、点数が決まると考えてください。

私自身、900達成までに30回は模試を解きました。また、その際、かならず時間を計ってやってください。独学するものは時間を計って勉強することが難しい(単純にめんどくさい)と感じる人が多いです。TOEIC独特の形式とは、問題形式のことだけではありません。

むしろ、時間配分の難しさこそTOEIC独特の形式を象徴するものなのです。iPhoneのタイマーアプリを使ってしっかり時間を計って取り組んでください。

TOEIC勉強フローチャート

TOEICを勉強していく順番について説明していきます。

何事もそうだと思いますが、まず相手を知りましょう。TOEICがどんなテストなのか、本を読んでいるだけでは分かりません。わかった気になっていても思わぬところで、つまずくものです。

まずは、模試を解いてみましょう。ちゃんと本番通り時間をはかってやってください。

次に、その結果を分析してみましょう。

・どんなところで間違えたか
・自分は平均点より高く取れているのかいないのか
・それはリスニングか、リーディングなのか
・どこで時間を短縮できそうか
・何をすれば時間内に解ききれるのか
・単語がわかないせいで解けなかった問題はあるのか
・なぜミスをしたのか

等を見直し、復習するのは当然ですが、

・TOEICのこういうところに気をつけておかなければならない
・逆にここは気を抜いて良さそうだ

等、解きながら感じたことがあるはずです。

そういったことをまとめて、総合的にどのような戦略が望まれるか考えてください。

この段階までで、1週間かかっても全く問題ありません。

むしろ、戦略も持たずに、ただ勉強するのが一番ダメです。どうしたら効率よく点数が伸ばせるか、勉強はゲームみたいなものです。

さて、このサイトを参考に戦略を立てたら、いよいよ勉強をするときです。

このサイトを使って、

理想と現実のギャップを埋めるには

・どんな参考書を使ったらいいか
・どのくらいの期間使うか

を考えて計画を立ててから実行してください。

必ずや期待通りの成果が出ることと思います。